ベルゼビュート
漆黒の威風、ベルゼビュート現る!
日が落ちた町の入り口
重く垂れ込める空と、沈黙に支配された町。
金さえあれば、なんでも手に入る
そんな噂の真相を探るため、クイーンはハンドルを握った。
サクラのライトが霧を切り裂くように進み、停まる。
空気が…腐ってる。この町、何かが根から侵されてるわね。
町の広場・ひとりぼっちの少年
僕がもっと働ければ…ミナの薬、買えたのに…っ!
クイーン、そっと近づく。
その“絶望”――あたしに、ちょっと貸してくれる?
トランクを開け、ベルゼビュートの漆黒の衣装を手に取る。
夜の市場・違法取引が行われる地下室
カゲマルが人々に薬や道具を高額で売りつけている。
買えないなら諦めろ、それが弱者の運命だ。
突然、黒い羽音と共に空間が凍りつく。
じゃあ、“強者”の顔を、わたしが踏みにじってあげる。
戦闘シーン
魔王の威圧感で場が揺れ、人々がひれ伏す。
“命令”されるのが得意な人間って、よく吠えるわね。
カゲマルの部下を片手で吹き飛ばし、影を操る魔力で地下室を崩壊寸前に追い込む。
ま…待て!俺は金で世界を――
金じゃ買えないもの、見せてあげる。
黒翼を広げ、空間に魔法陣が走る。最終奥義・“威厳の審判”発動
翌朝・町の広場
違法組織が消え、町に平穏が戻る。
ありがとう…姉さんの薬も、もう大丈夫だよ…!
クイーンは黒い羽根を一枚残し、車に乗り込む。
悪は打ち倒すだけじゃ足りない。
絶望を、尊厳で打ち破るの。
夜明けの道を走るサクラ
サクラ色の車体が朝焼けに映える。
闇を纏い、光を残す。
コスプレクイーンの旅は続く――
次なる舞台に、彼女が降り立つその時まで。
コスプレクイーンの絵画を買おう。