有馬かな

天才の輝き、再び──コスプレクイーン、有馬かなになる!

町の小劇場・昼のゲネプロ

ステージ上で凛音がセリフを飛ばし、沈黙。観客席の風間がため息をつく。

凛音。今の“沈黙”、芝居じゃないからな

…ごめんなさい…セリフが…

舞台袖に、スポットライトに照らされた有馬かなスタイルのクイーンが立っている。

これは、ただの失敗じゃない。“本気の現場”の空気…か

控え室・凛音との対話

クイーンが凛音のもとにやって来る。

“天才”って言葉、プレッシャーすごいよね。私も昔、逃げ出したくなった

……え? え、有馬かな…!?

まあ、そっくりなだけだけど。
でもね、悔しいって思えるなら、あなた、絶対ステージ立てるよ

本番開始前・劇場に緊張走る

直前、演出が急に変更され、凛音の出番が早まる。

どうしよう、順番バラバラになっちゃう…!

その時、有馬かなコスのクイーンが颯爽と舞台袖へ。

見せてあげよう。“天才”の底力、そして支える力を

舞台上・即興で立て直し!

クイーンがアドリブで凛音にセリフをつなげるよう仕掛ける。

君が言ったじゃない。“夢を見るのは自由だ”って

……そうだよ、私の夢は、ここから始まる!

観客ざわめき → 大拍手!

カーテンコール

ステージ全体が盛り上がり、凛音の笑顔がはじける。

ありがとう…“有馬かな”さん

舞台って、やっぱりいいよね。
次は、君が誰かの“推し”になる番だよ

夜の帰り道

サクラに乗り込むクイーン、舞台裏の衣装ケースに「かな」のリボンをそっと置く。

“天才”は、一人じゃない。信じる誰かがいれば、光は続く…

光をつなぐ舞台の上、コスプレクイーンの演技が、また一つの夢を後押しした──