フリルとリボンのブラウス作り、型紙編!

裁縫部の部室。

型紙作りの準備

ひまりは、新たな挑戦に向けてワクワクしながら、机の上に買ってきた布を広げていた。隣で、美咲莉奈が、ひまりが挑戦しようとしているブラウスのデザインを見ている。

ついに、フリルとリボンのブラウス作りが始まるよ!

わあ、フリルをつけるってすごく可愛いよね。どんな型紙にしようか?

まず、フリルがつく部分をどうやって型紙に組み込むかが悩みどころなんだよね。

ひまりは型紙用の紙を広げ、ペンを手に取る。まずはブラウスの基本の形から作り始めることに決めた。

ブラウスの本体部分は、ワンピースと同じ要領で作れると思うから、まずは基本の型を描こう。


フリル部分の型紙作り

ひまりはブラウス本体の型紙を作った後、次にフリルをどう作るかを考え始めた。フリルは、襟と袖口にふわっとしたギャザーを入れて可愛らしく仕上げる予定だ。

フリルはどうやって型紙に組み込むのかな…?

そこへ、先生が部室に入ってきた。

フリルを作るためには、布をギャザー寄せして布の幅を縮めるんだよ。ギャザーを寄せる分量を型紙で計算する必要があるから、少し工夫がいるね。

ギャザーを寄せるためには、型紙をどれくらい大きくすればいいの?

ギャザーを寄せるときは、布の長さを約1.5倍から2倍にするのが一般的だよ。例えば襟の部分なら、その倍の長さを布としてカットして、ギャザーを寄せるんだ。

なるほど!それなら、ギャザーを寄せたときにフリルがふんわりと広がるね!

ひまりは襟の部分に必要な布の長さを計算し、その部分の型紙にギャザーの分量を加えることに決めた。


リボンの型紙作り

次は、ブラウスの胸元に結ぶリボンの型紙作りだ。ひまりは、リボンがどれくらいの長さと幅が必要かを考え、メジャーで測りながら型紙を作る。

リボンはあまり太すぎないようにしたいから、細めにしようかな…

リボンの長さ、どうしよう?結ぶ部分を大きくするか、ちょっと小さめにするか迷うね。

リボンは少し長めにして、結び目をしっかり見せたほうが可愛いと思う!長さは90センチくらいにして、幅は3センチにしよう。

ひまりはリボンの型紙を慎重に描き、縫うときにミシンでしっかりと縫えるように、縫い代も計算に入れて型紙を作った。


型紙の確認と修正

ひまりは、できた型紙を実際に布の上に重ねてみることにした。襟のフリル部分とリボンの型紙を布に当て、サイズ感を確認する。

うーん、フリル部分が少し長すぎるかも?

ちょっと長すぎると、ギャザーを寄せたときに思ったよりボリュームが出すぎちゃうかもしれないね。

ひまりはフリル部分をもう少し短くして、バランスが取れるように修正を加えた。リボン部分も、もう少し細くすることで全体のシルエットがすっきり見えるようにした。

これでバッチリだ!フリルもリボンも、理想通りに仕上がりそうだよ!


型紙完成、いよいよ裁断

ひまりは型紙が完成したことに大きな達成感を感じながら、裁縫部の机に型紙を広げた。

ついに、型紙が完成したよ!次はこれを使って布を裁断するんだね。

型紙が完成したら、次は実際に布に合わせて裁断する段階だね。フリル部分の布は、ギャザーを寄せる前に切り取っておくといいよ。

ひまりは自分が作った型紙を見つめながら、次のステップに向けて心を躍らせた。

よし、裁断は慎重にやらないと…でも、楽しみ!


エピローグ

ひまりは、自分で作った型紙を手にして、新しいブラウス作りの第一歩を踏み出した。フリルをどのように作り上げるか、リボンをどう結ぶか――まだまだ道のりは続くが、ひまりはこれからも試行錯誤しながら成長していく。

次回予告「フリルとリボンのブラウス作り、裁断から縫製編!」

そして、完成するブラウスはどんな形になるのか、次回が楽しみだ。

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